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2014年 お花のエッセンスで感情を味方にしましょう!


by cledehappy
がんばり続けるオークの人達への黄色いリボン_b0286247_12141890.jpg
オークは、自分の限界を超えて、がんばり続ける人のためのバッチフラワーです。いわゆる、大黒柱的な存在で、バインのタイプの人のように威張りたがる暴君ではなく、黙々と周囲を底支えします。

家族のために、職場のために、国家のために、ある種の神聖な義務感からくるパワーが、この人達にあるのです。だから、他者から「休むように」言われると、かえって怒り出すことも。

オークのタイプの人達の、不屈の精神、人間離れした忍耐力、勇気、献身的な義務感、高い理想は、優秀な戦士になりうる資質をすべて備えています。

実際、オークは、古代ヨーロッパにおける優秀な戦士であったケルト人にとって、特別な神聖な木でした。ケルト人の神官であるドレイド僧(ウェールズ語Derwydd)という名はオークにちなんでつけられたのです。

ドレイド僧の大セレモニーは、「月のサイクル6日目」に、オークの森で行われました。そして、オークの下で戴冠した王は、地上での宇宙秩序の擁護者、豊穣をもたらすものと見なされたのです。

このような伝承は、このレメディを必要とする人が、心の奥底で、大いなる宇宙と自分の魂は不滅であると確信しており、死すらも恐れない「戦士」であることを示唆しています。

問題は、彼らの努力、献身が義務感からがんじがらめになり、柔軟性に欠けることにあるのです。消耗しすぎて倒れる前に、休んだり、楽しんだりする余裕がないのです。

オークのレメディを使うと、内面の圧迫感がとれて、かえって自由にエネルギーが流れるようになります。その結果、さらなる強さやねばり強さを発揮しつつ、人生を楽しめるようになるのです

上の写真は、アメリカの新聞に掲載されたオークの木に黄色いリボンを飾って、テロの人質になった夫の無事を祈る夫人の姿です。なぜ、オークの木に黄色いリボンかというと

日本では、キリンビールのテレビコマーシャルでも使用された、『Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree』という、1973年、3週間で3百万枚のセールスを記録した曲に由来するそうです。

 Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree

I'm comin' home, I've done my time
Now I've got to know what is and isn't mine
If you received my letter telling you I'd soon be free
Then you'll know just what to do
If you still want me
If you still want me

CHORUS
Whoa, tie a yellow ribbon 'round the ole oak tree
It's been three long years
Do ya still want me? (still want me)
If I don't see a ribbon 'round the ole oak tree
I'll stay on the bus
Forget about us
Put the blame on me
If I don't see a yellow ribbon 'round the ole oak tree



僕は刑期を終えて
家路に向かうバスの中
手紙で伝えたとおり
僕は近々出所する

もし君がまだ僕を必要としてくれているなら
古いオークの幹に
黄色いリボンを結んでおいておくれ

3年も服役していた僕だけど
君はまだ僕を必要としてくれているかな?

もし黄色いリボンがなかったら
僕はバスを降りず
君との事は忘れることにするよ
悪いのは僕なんだから



Bus driver, please look for me
'cause I couldn't bear to see what I might see
I'm really still in prison
And my love, she holds the key
A simple yellow ribbon's what I need to set me free
I wrote and told her please

バスの運転手さんよ
僕の代わりに見てきておくれ
ちゃんとリボンがあるかどうか
とても自分じゃ見られそうに無いんだ

僕はまだオリの中も同然
自由への鍵は彼女が握ってるんだ



Now the whole damned bus is cheerin'
And I can't believe I see
A hundred yellow ribbons 'round the ole oak tree

I'm comin' home, mmm, mmm

バスの乗客みんなが騒いでいる
目の前の光景が信じられないよ

100個もの黄色いリボンが
古いオークの幹に結ばれていたんだから!

このヒット曲と、上の写真がきっかけで、戦場の家族の無事を祈って「黄色いリボン」を掲げるアメリカの風習が生まれたそうです。高倉健さんの「幸せの黄色いリボン」も、ここからきてるのですね。

不屈の精神の持ち主、オークの人達が、義務感から戦うのでなく、愛に満ちたやすらぎの世界に生きれるようになれば、世界はもっと住みやすくなるでしょう。

ペットでも、我慢強くて、病気でも「がんばり」すぎているような様子があれば、使えます。

# by cledehappy | 2013-11-27 20:15 | バッチフラワーの指標
慢性病への希望の光 ゴース_b0286247_1740395.jpg

ゴースは、スィートチェストナットと並ぶ、深い絶望感に対するレメディです。精神的・肉体的に、長く病気を患っていて、良くなることを、ほとんどあきらめている状態です。

慢性腰痛にせよ、癌にせよ、本心から「治る」という希望の気持ちがないまま、いろいろな治療を試すので、「やっぱりだめだった・・」と、なるのですが、これは、あまりに深い絶望感で、希望の光が遮断され、暗闇にこもっている心理状態なのです。

春分の頃、砂地や湿原、荒野に、燃え立つような黄色の花を咲かせるゴースは、ケルトのアルファベット伝承では、母音のO(オー)を象徴します。 母音の響きは、精神性を直接表現するのですが、O(オー)は、閉じた心をひらく、オープンになる喜びを表現します。

これと同じように、ゴースのレメディは、絶望感で閉じてしまった心をオープンにし、再び希望を持てる状態に導くのです。

また、ゴースが、いわゆる慢性的病気によく使われるのは、窒素をたっぷり吸い上げるマメ科植物のひとつであるからかもしれません。

ルドルフ・シュタイナーによると、窒素は、「アストラル体の肉体化物質」であり、不毛の大地に咲く明るいゴースの花のレメディは、肉体レベルで良い影響を与えるのです。

友人である、ペルーのシャーマンのような治療士さんが言ってましたが、「病気になったことを感謝すれば治る」そうです。不毛の大地に太陽のように咲くゴースのレメディは、こういった前向きで明るい希望・感謝の気持ちを取り戻させてくれるでしょう。

ペットでも、長患いで、ふさぎこんでる様子なら、是非使ってみて下さい。
# by cledehappy | 2013-11-27 12:37 | バッチフラワーの指標

肝臓とアグリモニー

肝臓とアグリモニー_b0286247_1161139.jpg

アグリモニーは、たとえ何か辛いことや心配事があっても、外見的には陽気で、何も問題がないよう見せかけてしまう人達のためのレメディです。

このタイプの人は、繊細な神経の持ち主で、周囲の不調和がたいへんなストレスになります。そのため、他者には親切で社交的であり、いつも明るく元気でいなければ、と自動的に振舞ってしまうのです

長い時間をひとりで過ごすことは、抑圧された不安感が顔を出し始めるので、得意ではありません。テレビやゲーム、なにかしら気を紛らわせるモノが必要になります。

この傾向が強くなると、アルコールや薬物、買い物依存症などの中毒症状にまで発展するのです。

感情的にネガティブな状態になることを避けようとして、自分の中にある良い面だけを見たがり、悪い(と、感じている)面には蓋をしている状態なのです。

薬草としてのアグリモニーは、カモミール、ヨモギ、ニガヨモギ、セントーリー、ミントととに、不純なものを汗として排出する作用があり、古代から肝臓疾患に使われてました。

肝臓はアルコールや薬物の副作用を「解毒」する器官ですが、心の中に溜め込んで、出せなかったネガティブな感情は、身体にとっても猛毒となるのです。

肝臓はまた、怒りの感情と直結している臓器ですが、怒ることを極度に嫌うのもアグリモニーのタイプの特徴です。たしかに「怒り」は、破壊をともなうやっかいな感情ですが、反面、硬直化していた状況に、気づきをもたらすきっかけになったり、心理的も物理的にも、新たな建設をする燃料となるものなのです。

バラ科の多年草で、日陰を嫌う明るい黄色い花ですが、その種子散布は動物達に依存しています。花が散ったあと残るカギ状の棘が、動物の毛に引っかかることにより、果実が運ばれるのです。

インパチェンスが自力で繁殖可能で、このタイプの人達が、ストレスが高まるとひとりでいたがるのとは対照的ですが、アグリモニーの人達は、本来、人間が好きで、奉仕したがる善良な性向なのです。

アグリモニーのエッセンスは、内面の不安感を自然なかたちで出すことができるように促し、ネガティブな感情を認めつつも、すみやかにポジティブに変換し、本来持っている明るさ、楽天主義、判断力をもたらす働きがあるのです。

バッチ博士の症例では、肉体的に重病な患者にはアグリモニーが使われることが多いのですが、からだの痛みや病気のつらさを我慢していること自体が、アグリモニーのマイナス状態と捉えていたようで、ペットでも、歯槽膿漏など、肉体的に痛みや苦痛がある状態の時に使って、良い結果が出ました。
# by cledehappy | 2013-10-30 17:36 | バッチフラワーの指標

青い喉の滴 ゲンチアナ

青い喉の滴 ゲンチアナ_b0286247_1832597.jpg

ゲンチアナは、がっかりしている状態、悲観主義者のためのレメディです。バッチ博士は、このリンドウ科の花を、1931年6月初旬にウォーターバイオレットを見つけた直後にみつけ、次の花はゲンチアナだと直観しました。

しかし、時はまだ7月で、この花は咲いておらず、それでも、あきらめることなく探し続け、9月末の、明るい秋の太陽が獅子座と乙女座の方角から光を放つ頃、5弁の星型の愛らしいゲンチアナを見つけることができました。

これは、すぐに望みの状況にならなくても、前向きな気持ちで信じ続けることができるという、ゲンチアナのプラスの状態をよくあらわしています。

何か理由がわかっていることで、憂鬱な気分になったり、マイナス思考にとらわれてる人の暗い気持ちを、解毒する力のあるレメディなのです。

実際に、薬草としてのゲンチアナには特に殺菌作用があり、その根は消化不良に使われます。苦味があり、健胃、抗毒、解熱、駆虫や月経を促す植物として、古代から非常に重宝されてました。

逆に言うと、憂鬱で暗い気持ちは、膿や黒胆汁といった毒になり身体を蝕む、ともいえます。また、体調が悪いときに、一度、こういった気持ちにとらわれると、どんどん悪くなってしまいます。

このゲンチアナには、たいへん興味深い神話があります。

地球のはじまりの頃、神々たちが不死の飲み物を得るために、世界中の海で争っていた時、死に至る毒が奈落から湧き出てきました。

すべての生物を抹消する、この恐ろしい毒を制する神は誰もおらず、絶滅寸前のところに、最高神が瞑想から目覚め、この毒液を一気に飲み干して、世界を救ったのです。

その毒は腐食性だったので、最高神の喉は青く染まり、飲んだ時に落ちた数滴が、毒蛇に変貌しました。しかし、他の滴は、どんな毒にも対抗できる青い花となったのです。

この伝承から、ゲンチアナは、北インドとカミシールでは、ニルカンタ(シヴァの別名)または「青い喉」と呼ばれているのです。

最高神からもたらされた同じ滴が、毒蛇と解毒の青い花になった・・・現在の放射能問題も善悪の二極性を超える視野をもたなければ、乗り越えられない状況です。

ゲンチアナのブルーは、標高の高いほど青が際立ち、ヒマラヤ地域では、この伝承のようにシヴァの化身として敬われてますが、バッチ博士が発見したゲンチアナは、低地にも生息しているマゼンタに近いブルーです。

マゼンタは、あらゆる心配ごとや悩み、過去の記憶から解き放ってくれる明るい色であり、このゲンチアナは、日常のささいなことでも落ち込んだ時に、すみやかに明るい光をさしてくれるレメディなのです。

ペットでは、お留守番などで「がっかり」しやすい傾向が強いときなどに使います。
# by cledehappy | 2013-10-18 20:22 | バッチフラワーの指標
揺れる心 スクレランサス_b0286247_16293955.jpg

スクレランサスは、優柔不断な時に使うレメディです。バッチ博士は、このタイプの人を「苦労をほかの人と話さず、一人で背負ってしまう物静かな人」と認識しましたが、これは、同じく「自分で決断出来ない状態」であるセラトーの人達が、やたらと他者に意見を求めるのとは対照的な状態です。

ほんとうは、すごく迷っているのだけど、それを外に出さない分、内面が不安定で揺れているのです。小さいことでは、レストランでAランチかBランチかでも、択一するのに揺れてしまいます

気分がバッタのように瞬時に変わるときがあり、「やっぱり・・」と、なるのです。この内面のアンバランスは、身体に出やすく、便秘や下痢を繰返す、熱が高くなったり低くなったり、過食と食欲不振など、二極の間を行ったり来たりする状態や、内耳の異常や乗り物酔い、歯茎の異常、などによって現れてきます。

臨床的には、普段、スクレランサスのタイプでない人も、こういった病気の時には必要になってくることが多く、効果を発します。

選択で迷っている状態は、実は、心理的なエネルギーをかなり消費するのです。まさにエネルギーの無駄使い・・・しかし、重大な問題になればなるほど、決断には迷いが生じます。

人生の節目には決断すべきことが必ず生じますが、スクレランサスは、英語で一名ナエルと言い、「結び目」「もつれた糸」という意味です。

その名の通り、節から節へとリズミカルに成長する茎、小さなもつれた糸のような緑っぽい花を咲かすスクレランサスは、ナデシコ科とは思えない地味さです。

しかしながら、スクレランサスの語源は、ギリシャ語の「スクレェ」で、固い、という意味です。このタイプの人達が、一度プラスに転じると、まるで綱渡りを堂々とするように、揺るぎないバランス感覚で、集中力と決断力が高められます。このタイプの人が揺れているのは、この世の二元性に翻弄されるからであり、ひとたび、高次の意識に身を委ねることが出来れば、すなわち、良い悪いの価値判断から自由になったとき、瞬時に正しい決心をすることが出来るのです

ペットでは、前述の身体症状の他に、なかなか落ち着く場所を決めかねて、ウロウロしている状態などに使います。
# by cledehappy | 2013-10-17 17:13 | バッチフラワーの指標