アスペンは、理由のわからない、漠然とした恐怖心に使うレメディです。アスペンを頻繁に必要とするタイプの人は、いわゆる超常現象やオカルトなどに惹きつけられやすい傾向にあります。
目には見えない世界があることを感じることが出来る敏感な人達なのですが、その力のせいで、かえって恐怖を呼び込んでしまうのです。
日本名は、「ヤマナラシ(山鳴らし)」で、ラテン語の種小名であるtremulaは、「震える」という意味であり、アスペンの特徴は、その葉の震える姿にあります。
その震える姿についての伝承は多くあり、例えば、幼いイエスを連れた一家が、ヘロデ王の迫害を逃れてエジプトに向かうため森を通り抜ける際に、すべての木々が深い畏敬の念で頭を垂れたのに、アスペンだけは、動じませんでした。
しかし、幼いキリストのまなざしが、その木に軽く触れたとたん、アスペンは、深い衝撃を受け、それ以来ぶるぶると震え続けている、というものです。
キリスト教的な訓戒の伝説ではありますが、超能力があるために傲慢でオカルト的になった人が、無垢な幼子のまなざしで、おのれを恥じる姿と受けとれば、中々面白い逸話です。
しかし、アスペンを必要とする人達は、別に傲慢でなくても、例えば、感じやすい子供が頻繁に悪夢をみたり、わけもなく暗いところや、ひとりでいることを恐がったりします。
暗い不吉な予感を、整合性のある直観力へと導き、無用な恐れを払いのけて、神をも恐れぬ大胆さと、繊細な優しさで、人生を切り開いていく人のためのレメディなのです。
ペットでも、はっきりとした理由のわからない恐さや不安を抱えているようなら使ってみて下さい。
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by cledehappy
| 2014-01-07 21:07
| バッチフラワーの指標